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en’toでは、建築途中の施主様にも取材をお願いし、家づくりのリアルな声を紹介しています。
完成前の段階でお話を伺うことで、打ち合わせの進め方や、決めていく過程の雰囲気をより具体的に伝えられるからです。
今回は、現在建築中のT様にインタビュー。
実際の打ち合わせで感じたことや、完成に向けた思いをお話しいただきました。
最初に大切にしていたのは「家事が楽な動線」
──本日はありがとうございます!早速ですが、家づくりで、最初から「これは外せない」と思っていたことは何でしたか?
一番にお願いしたのは、家事がとにかく楽で、無駄な動きのない動線にすることでした。
ワンオペになることも多いので、家の中での移動が増えるほど、時間も気持ちも削られるなと思っていて。
とにかくストレスフリーな暮らしが良かったんです(笑)
具体的には、車から帰ってきて荷物をしまう流れがスムーズなこと。
洗濯も「洗う→干す→たたむ→しまう」が近い距離で済むこと。
洗濯物を持って2階へ上がる、取り込んでまた別の場所へ運ぶ…そういう往復は避けたい、と伝えました。
広さや部屋数は、正直そこまで優先的ではなかったですね。
家族がリビングに集まれて、日常が無理なく回ることのほうが大事だと思っていました!
コミュニケーションが増えるリビングに。
──家事ラク動線の他に、どんな暮らし方をイメージしていましたか?
正直、最初から「こういう家にしたい」という強いこだわりがあったわけではありません。
でも、ひとつだけはっきりしていたのは、「家族の会話が自然と増えるようなリビングがほしい」ということでした。
今はアパート暮らしで、生活スペースも限られているので、家を建てるだけで今よりは広くなります。
だからこそ、家族が自然と同じ場所に集まれるかが大事だなと思っていました。
結果的に、リビングを中心にした間取りになっていて、
意識しなくても家族の気配が感じられる家になりそうだなと感じています。
平屋希望から、今の間取りに落ち着くまで
──当初の希望とは違うけど、結果的に良かった部分とかありますか?
そうですね。最初は夫婦ともに「平屋がいいな」と話していたんです。
生活が1階で完結するのはやっぱり楽で、そんな暮らしがいいなと思っていました。
ただ、実際にプランを詰めていくと、平屋にすると子ども部屋の取り方や、タイルデッキの広さとの兼ね合いで、間取りも金額もバランスが難しくなってきて…。
「じゃあ何を優先するか」を考える必要が出てきました。
そこで担当の中下さんに提案してもらったのが、子ども部屋だけを2階にした形です。
いわゆる“半平屋”みたいな感じで、生活の中心は1階。
大人はほぼ1階で完結する間取りになっています。
正直、最初は「結局2階建てになるのか…」と思っていたんですけど、図面を見たら納得できました。
自分たちが2階に行く機会はほとんどないですし、感覚的には「平屋に近い暮らし」になりそうだなと。
今はもう、平屋じゃないことが残念という気持ちは全然なくて、むしろこの落としどころが一番しっくりきています!
家具・家電選びまで一緒に考えてもらえた
──家づくりの過程で、「これは助かったな」と感じた場面はありましたか?
あります。家具を見に行くときに、こちらからお願いすると、担当の中下さんが一緒にお店まで来てくれたことですね。
その場で図面を見ながら寸法も測って、「このスペースならこの幅までいけそう」「これは置ける」みたいに、家のサイズ前提で一緒に選んでくれました。
自分たちだけだと、どうしても実物を見て「大きいかも…」って不安になるんですけど、そういうときも、
「実物だと大きく見えるけど、リビングに入れたら余裕もあるから、そこまで大きく感じないと思いますよ」
と、家に置いたときの見え方まで含めてアドバイスをもらえたのが印象的でした。
感覚やノリで「これ可愛いから買っちゃう」にはならなくて、サイズや導線、置いた後の使い方まで含めて合理的に一緒に考えてくれる。
その上で「これでいけそう」と背中を押してもらえる感じがあって、迷いが減りました。
家を建てる話だけじゃなくて、実際の家の空間に合わせて“設計士目線”で家具選びまで見てもらえるのは、本当にありがたかったですね。
来週には、家電をまとめて買いに行く予定もあって、それも一緒に来てもらうことになっています。(笑)
「そこまでしてくれるの?」と感じた瞬間
──担当者(会社)に対して、信頼できると感じた瞬間はありましたか?
ありました。もちろん先ほどの家具家電選びに付き添ってくれる点もそうですし、いちばんは、都合のいいことだけを言わないところですね。
たとえば、「こうしたい」と相談したときも、ただ「できますよ」で終わらせるのではなく、
「それをやるなら、金額はこれくらい上がります」
「その予算感なら、こういうやり方ならいけそうです」
というように、プラス面もマイナス面もきちんと整理して伝えてくれるんです。
また、無理そうなことでもすぐに切り捨てる感じがなくて、まずは「確認します」と一度受け止めてくれる。
そのうえで難しければ代案を出してくれるので、「とりあえず言ってみよう」と思える安心感がありました。
家づくりって、あとから「聞いていた話と違う」というズレが一番怖いと思うんですが、
そのズレが起きないように、こちらが見えている部分だけじゃなくて「この先どうなるか」まで含めて整理してくれるのが大きいと思いました。
それは打ち合わせの中だけじゃなくて、家具や家電選びに付き添ってくれたり、将来ガスに切り替えたくなったときのために、あとから変更できるように工夫してくれていたり。
暮らし始めてから困らないように、先回りしてくれている感じがあったんです。
そういう積み重ねがあって、「そこまでしてくれるの?」と思う瞬間が何度かありましたね。
完成を前にして、いま思っていること
──もうすぐ完成ですが、今のお気持ちはいかがですか?
楽しみですね。最近は家族の会話でも「あと1ヶ月くらいで引っ越し?」みたいな話が出るようになってきて、いよいよ近づいてきたなって感じています。
職場が少し遠くなるので通勤は心配ですが…(笑)
それはさておき、個人的に楽しみなのが、屋根付きのタイルデッキです。
今も家で“ピクニックごっこ”みたいなことをしてるんですけど、「新しい家ではタイルデッキで食べられるね」って話していて。
日曜日にちょっと外でごはんを食べたり、天気がいい日は子どもたちがそこで遊んだりできそうだなと思っています。
それと、夜にちょっとコーヒーを持って外に出て、少しだけゆっくりする時間もできたらいいなって。
特別なことじゃなくて、そういう小さい楽しみが増えそうなのが、いま一番ワクワクしてるところかもしれないです。
これから家づくりを検討している方へ
──これから家づくりを考える方に、伝えたいことはありますか?
私は、会社の名前やスペックで決めるというより、まず「担当の人と話してみる」のが大事だと思います。
会ってみないと分からないし、話し方やテンポで「この人は合わないな」と感じたら、たぶん家づくりの途中でしんどくなる気がして。
逆に、話していて安心できる、相談しやすい、ちゃんとこちらの話を聞いてくれる…
そういう相性があると、進めやすいと思います。
家づくりは決めることが多いので、最終的には“人”で選ぶのがいちばん後悔しにくいんじゃないかなと思います。
おわりに
今回のインタビューで印象に残ったのは、家づくりは「どんな家を建てるか」だけじゃなく、「誰と進めるか」で進み方が変わるということでした。
実際に会って話してみて、相談しやすいか、言葉がきちんと通じるか。
そこが合うと、決めることが多い時期でも前に進めやすいのだと思います。
完成まであと少し。
「家事が楽になる動線」
「子どもたちがのびのび過ごせるリビング」
「屋根付きのタイルデッキで過ごす休日」。
そんな暮らしのイメージをふくらませながら、一つずつ決めてきた家が、いよいよ形になってきました。
引き渡しの日が待ち遠しいですね。

