先日、en’toで建てている数件の住宅で気密測定を行いました。
家づくりの中で、「気密」という言葉を耳にすることが増えてきましたが、そもそもどんなものなのか、分かりにくい部分もあるかと思います。
そのため本記事では、en’toが建てた家の測定結果とあわせて、気密やC値について簡単に整理していきたいと思います!
そもそも「気密」って何?
「気密」とは、家のすき間の少なさのことです。
どれだけ断熱材をしっかり入れても、家のあちこちにすき間があれば、
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冬は暖かい空気が外へ逃げる
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夏は外の暑い空気が入ってくる
という状態になってしまいます。
そして、気密性とは、建物の隙間を減らし、外部の空気が内部に入り込まないようにする性能のことです。
高い気密性は室内の温度や湿度を安定させ、冷暖房効率を高め、エネルギー効率を向上させます。
また、外部の騒音やホコリ、湿気の侵入も防ぎ、快適な室内環境を保ちます。
気密は「C値」という数字で見える化される
気密性は、C値(相当隙間面積)という数値で表されます。
簡単に言うと、
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数字が小さいほど → すき間が少ない
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数字が大きいほど → すき間が多い
という指標です。
一般的には、
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C値1.0以下で「高気密住宅」
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C値0.5以下になると、かなり気密が良い
と言われることが多いです。
今回行ったen’toの家の気密検査の結果
今回、全棟ではありませんが、数件の住宅で気密検査を行いました。
結果はこちらです。
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1棟目:C値 0.37
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2棟目:C値 0.16
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3棟目:C値 0.35
いずれも、非常に良好な数値となりました。
今回の3棟は、実は少しずつ仕様が異なります。
1棟目
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壁断熱:現場吹付ウレタン断熱
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天井断熱:現場吹付ウレタン断熱
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床断熱:床断熱+気密テープ
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サッシ:複合サッシ
2棟目
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壁断熱:現場吹付ウレタン断熱
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天井断熱:現場吹付ウレタン断熱
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基礎断熱:スタイロフォーム
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サッシ:樹脂サッシ
3棟目
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壁断熱:現場吹付ウレタン断熱
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天井断熱:現場吹付ウレタン断熱
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基礎断熱:床断熱+気密テープ
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サッシ:樹脂サッシ
断熱方法やサッシの種類が違っても、施工が適切であれば、十分な気密性能が確保できる結果となりました。
家づくりで、本当に大切にしたいこと
ここまで、気密やC値についてご紹介してきました。
ただ、気密や断熱といった性能は大切である一方で、
en’toでは、それ自体を目的にした家づくりは行っていません。
「C値はいくつです」「この断熱材が一番です」という話だけで家づくりを進めてしまうと、
本当にご家族にとって大切なことが、後回しになってしまうこともあるからです。
だからこそen’toでは、
気密や断熱といった性能を、あくまでも家づくりの“判断材料のひとつ”として考えています。
そのため、
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気密とは何か
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性能が高いことで、どんなメリットや注意点があるのか
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それが暮らしの中で、どんな影響を与えるのか
こうしたことをできるだけ分かりやすく、正直にお伝えしています。
そのうえで、
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ご家族の暮らし方や過ごし方
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価値観や優先順位
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予算や、これから先の暮らしの変化
そうした背景も踏まえながら、「この先の暮らしに合った、ベストな住まいとは何か」を一緒に考えていく。
en’toの家づくりは、その姿勢を大切にしながら進めています。


